今回はインプレゾンビの特性や進化の軌跡を解説します。
Xの病ともされているインプレゾンビ、害虫のようにSNSを荒らし、ツイ主まで打倒していく姿は迷惑しかありません。
少しずつ対策はされてきていますが、あちらも進化し、イタチごっこのような感じもでてきました。
ただシンプルにしか対応出来ないゾンビも多く、対策を行うことである程度は平和になってきています。
このインプレゾンビ、BOTを本来差すのですが、収益化のためにリプをする人も意味する場合があり、X内での対立も起こってきています。
記事のポイント
以上です。
インプレゾンビとは
インプレゾンビは、Xから広告収益を得ることを目的としたbotアカウント群のこと。 拡散されているツイートのリプライ欄で大量のリプライを投稿する、いわゆるスパム行為を行っています。 多くは青いチェックマークの付いた、「認証アカウント」なのが特徴。
インプレゾンビの3つの危険な特性
①リプ欄を埋めてしまい、交流不可能にする
②ブロックすると逆襲、集団で通報し、ツイ主を凍結させる
③リプし、即ツイ主をブロックで見えないリプでブロックが出来なくなる
震災時に危険な存在になったのは、ポストをコピーする点。
何がヤバいってバズってポストにリプするだけならまだいい。
前は絵文字や一言が多かった。
今は進化して
①前のポストの一部まね
②リプのマネ
③AIで文章をつくる
今回の能登震災でヤバ・・・と思ったのが①のポストの分の真似。
住所など同じ訴えをしてくる。
かなり混乱する事態になってしまいました。
SNSの有用性である拡散のデマが増え、しかもツイ主さえ攻撃する。
寄生型プラス情報の質を低下させるステダウン効果あり、という感じです。
かなりインプレゾンビは危険度が上がっています。
インプレゾンビの進化の軌跡
第一段階
収益化に伴い、パズポストに連続してリプをするようになる
第二段階
絵文字などを多様、同意の文章が増えてくる
第三段階
文章のコピー、AIを活用し自動化
第四段階
画像のコピー開始 文章もいじるようになる
2024年1月時点ではここ
Xの収益化自体が悪いわけではない
Xの収益化は広告収入の分配を行う目的で開始。
想定対象はクリエイターや芸能人、著名人など、Xで発信した結果、インプに応じて報酬を貰えるシステムです。
SNSとの差別化など行う必要がありましたし、この点に関しては問題はありませんでした。
ただインプレゾンビが湧いた時点で、悪手だった、という声も多いです。
特に大喜利垢の坊主さんなどは、一瞬でゾンビが湧き、成立しなくなりました。
収益化開始によりインプレゾンビが湧いた理由とその正体
収益化開始に伴い、あらゆる方法を試していくためモラルやマナーを無視した存在は現れる。
そんなインプレッションを軸にした、広告収益型ビジネスの弱点を突いてきたのが、インプレゾンビです。
他にもいくつか発生条件があり
- 海外のX収益化条件となる課金額が安い
- 自動化で稼げる要素があった
- 年収が少ない国の人にとっては希望にもなった
2021年時点では米Twitterが準備中のサブスクリプション(定額制)サービス「Twitter Blue」の料金は月額350円。
日本では最低1000円ほどですので、かなり安いです。
ある海外アカウントの国の平均年収は日本の10分の1ほどです。
収益化で毎月2万円稼ぐことができれば、日本円で20万円くらいの価値分、稼げている計算になるわけです。
本気になるわけです、とつくづく思いました。
インプレゾンビで変わったXの世界観
ほんの6年前まではTwitterを最期まで見届けようとしている自分を「沈みゆくタイタニックに自らの意志で残る楽団員」に重ね合わせてたけど、その後の急激な治安悪化やインプレゾンビの跋扈により、いまは「マッドマックスの世界で死ぬ機会を逃したただの生き残り」みたいな気分のほうがわりと近い。 https://t.co/UimQF4M5Pk
— まことぴ (@makotopic) 2024年1月9日
報告+ブロックを一発で!対インプレゾンビ撲滅アドオン完成
対インプレゾンビ用に
— tapioka.zip | シノ二ム (@tippumanf28) 2024年1月7日
報告+ブロックを一発でできる時短アドオン作ったよ! pic.twitter.com/LwPiiUU8jj
まとめ
X収益化・万能アプリ化/インプレゾンビの出現と、TwitterがXになってから一年未満で色々な事が起こりました。
まだまだXは成長途中ですし、イーロン・マスクさんは様々なことを試し、海外で実施してから日本でも実装されてきています。
自分のプロフから求人を出せたり、ブログ作成も可能になる、という話もありました。
今後Xは良い方向になるのか、どうなのか・・・しっかり見守っていきたいです。